超広角域をカバーしながら手ブレ補正機構の搭載と小型・軽量を両立

[主な特長]
■焦点距離10mmから20mmの超広角撮影とズーム全域での高画質を実現
焦点距離10mmの超広角撮影を実現することで、限られた空間や建物内で周囲を広く写し込んだ撮影や、広大な風景、天体などでのダイナミックな遠近感を生かした表現が可能です。さらに、焦点距離20mmまでをカバーすることで、静止画だけでなく動画でもズームを生かした自由度の高い写真・映像表現を実現します。また、「スーパーUDレンズ※2」1枚、「UDレンズ※2」3枚を含む12群16枚のレンズを効果的に配置することにより、ズーム全域で色収差を補正し、色にじみの少ない高画質な描写を可能とし、さまざまなシーンでの撮影に対応します。

■手ブレ補正機構の搭載に加え広角特有の画像周辺のブレを補正する周辺協調制御※3に対応
レンズ内光学式手ブレ補正機構により5.0段※4、ボディー内手ブレ補正機構を搭載しているEOS Rシリーズのカメラ※5との組み合わせでは協調制御を実現し、「EOS R3」（2021年11月発売）装着時は、6.0段※6の手ブレ補正効果を発揮します。さらに、広角特有の画像周辺のブレを改善する周辺協調制御にも新たに対応し、夜景撮影などの手ブレが発生しやすいシーンにおいても快適な撮影を実現します。

■機動性に優れた小型・軽量設計とLレンズならではの信頼性を両立
「RFマウント」の特長である大口径・ショートバックフォーカスと、カメラ側の歪曲収差補正を生かした設計により大幅な小型・軽量化を実現しています。「EF11-24mm F4L USM」（2015年2月発売）と比較して、質量を約1,180gから約570gに軽量化、全長を約132mmから約112mmに短縮し、優れた機動力を発揮します。さらに、マウント部、コントロールリング、フォーカスリングなどに防じん・防滴構造※7を採用することで、小型・軽量設計とLレンズならではの信頼性を両立しています。

※1最後部のレンズ面の頂点から撮像面までの光軸上の距離が短いこと。
※2「UDレンズ」：「UD（Ultra low Dispersion=特殊低分散）ガラス」を用いたレンズ。「スーパーUDレンズ」：UDレンズの性能を大幅に向上させ、UDレンズ2枚分、蛍石の特性とほぼ同等の効果を備えたレンズ。
※3「EOS R5」（2020年7月発売）のみ対応。2023年10月11日時点。動画電子ISがオフ時に自動的に発動されます。
※4焦点距離20mm、「EOS R」（2018年10月発売）使用時、CIPA規格に準拠（Yaw／Pitch方向）。
※5協調制御対応カメラはキヤノン公式WEBサイトをご確認ください。
※6焦点距離20mm、CIPA規格に準拠（Yaw／Pitch方向）。
※7防じん・防滴に配慮した構造になっていますが、砂じんや水滴などの侵入を完全に防ぐことはできません。

[主な仕様]
・画角（水平・垂直・対角線）121°55′～84°・100°25′～62°・130°25′～94°
・レンズ構成12群16枚
・絞り羽根枚数9枚
・最小絞り22
・最短撮影距離0.25m
・最大撮影倍率0.12倍（20mm時）
・フィルター径なし（後部ゼラチンフィルターホルダーに差し込み）
・最大径×長さ約φ83.7mm×112mm
・質量約570g