“ 大人の男性を、最も美しくスマートに演出してくれる１本です ”

1951年、イタリアのヴェネツィアで創業したパンツ専業ブランド「INCOTEX（インコテックス)」。メンズのボトムス界に「美脚」という概念をもちこんだ先駆者ともいえる存在です。脚をより長く、より美しく見せるシルエットに加え、専業ファクトリーだからこそのこだわりのモノづくりが冴える同ブランドのアイテムは、瞬く間に不動の人気を確立。数多くのリピーターがいるという事実も、その実力の高さを如実に証明しています。

そんなINCOTEXが、2022年春夏シーズンよりスタートさせたラグジュアリーデニムラインが「INCOTEX BLUE DIVISION（インコテックス ブルーディヴィジョン）」です。¨DENIM MEETS SARTORIAL（＝デニムが仕立ての技に出会うとき）¨をコンセプトにした同ラインは、ドレスパンツに見られる腰に沿うハイバック仕様など、随所にINCOTEXならではのサルトリアルな仕立ての技術がふんだんに取り入れられた、特別なデニムラインです。

INCOTEXでは、以前CINQUETASCHE（チンクエタスケ）というデニムラインが存在しましたが、今回のBLUE DIVISIONは、そことは一線を画す、JACOB COHENなどと肩を並べる¨プレミアムデニム¨という位置付けになります。実際に、従来のファクトリーから、多くのラグジュアリーブランドの生産を手掛けるイタリア屈指のデニムファクトリー・GIADA社に生産拠点を移したことからも、その本気度が窺い知れます。ちなみに、今までのINCOTEXはルーマニアかポルトガル製がほとんどだったのですが、BLUE DIVISIONのデニムは唯一のイタリア製です。

ご紹介するのは、そんなINCOTEX BLUE DIVISIONのトップセラーモデル「BDPS0002」。これぞイタリアンデニムと言える、足を長く綺麗に見せてくれる¨スリムフィットモデル（クロップド丈）¨です。ある意味、大人の男性を、最も美しくスマートに演出してくれると言っても過言ではない本モデル。他のデニムブランドのスリムフィットモデルと比べても、INCOTEX独自の立体的かつ美しいパターンによるヒップのフィット感が段違いに素晴らしく、包み込まれるような穿き心地の良さが味わえます。また、横から見た時のシルエットも見事で、惚れ惚れするほどの美しさです。

イタリアでも指折りの名門デニムファクトリー・GIADA社が手掛けているだけあって、細部の作り込みにも余念がありません。縫製の素晴らしさは言うまでもなく、本品のために作られたオリジナルのパーツをはじめ、ベルトループやポケット口に芯地を入れ、色落ちの際にアタリが出やすくしたり、ヒップポケットの生地を部分的に切り替えたりと、細かい部分にまで驚くほどのこだわりが貫かれています。

生地には、控え目なウォッシュ加工が好感をもてるストレッチデニムが使われています。深みのある質感やしなやかな生地感は、トップクオリティの高級イタリアンデニムならでは。ストレッチが効いているため、細身ですがストレスフリーな穿き心地です。使い勝手のよいミドルオンス程度の生地で、オールシーズン活躍してくれます。

発表されてからまだ間もないINCOTEX BLUE DIVISIONですが、すでにリピーターが続出するなど、プレミアムデニムブランドの急先鋒として存在感を発揮しています。デニムとしてはなかなかのお値段ではありますが、個人的にはそれだけの価値はあると思います。百聞は一見に如かず、あのINCOTEXが手掛ける渾身のデニムを、是非一度試してみてください。