大自然の海と山に囲まれた北海道乙部町で醸造されたクラフトビール3種セット。
原材料に「命水」と呼ばれる乙部産天然水を使った、乙部町の自然の恵みと職人のこだわりが詰まった逸品です。

函館市から北西に約70kmの位置にある乙部町は日本海と乙部岳に囲まれ、
「東洋のグランドキャニオン」と言われる海岸線が印象的な大自然の町です。
このビールをきっかけに乙部町の魅力を知ってもらいたいという想いから、乙部産原材料にこだわって作り上げています。

原材料の一部に乙部町産の大麦やはちみつを使っています。また仕込み水は乙部町の湧き水「ガイヴォータ」を100%使用。
地元で「命水」と呼ばれる口当たりまろやかなこの天然水は、ビールをフルーティで飲みやすくします。

湧き水は乙部町特有の珪藻土（けいそうど）地層でろ過され、地層に含まれるミネラルのシリカ（ケイ素）を豊富に含みます。
シリカはコラーゲンやヒアルロン酸の働きを助けると言われ、「美のミネラル」として注目されています。

一般的なビール造りでは熟成後にろ過して濁りをなくし、酵母を除去して発酵を止め品質を安定させます。
しかし乙部ビールは無ろ過製法を行い、あえてエール酵母を除去しません。
これによりアミノ酸などの旨味が凝縮されて酵母本来の味わいを楽しむことができ、
ビタミンやミネラルを豊富に含むビールとなります。

酵母が生きて活動しているので適切な温度管理が非常に難しいですが、
小規模醸造所ならではの非効率な無濾過ビールこそ、作り手が最も皆様に味わっていただきたいビールなのです。

クラフトビールは英語で「職人技のビール」「手作りのビール」などを意味します。
今日では「小規模な醸造所で品質を重視して職人が手塩にかけて作るビール」という意味も含むと言われ、
作り手のこだわりが込められたクラフトビールは、これまでにない多様性と個性的な味わいやブランドを備えています。

乙部ビールは古くからの製法である上面発酵で醸造しています。
酵母が麦汁の表面に浮き上がることが由来で、15～25℃程の温度で発酵します。

この製法で作られたビールを「エール」と言い、上面発酵酵母が香味成分のエステル香を生み出すため
フルーティーで濃厚な味わいとなり、かつ飲み応えのあるビールになります。
クラフトビールの多くがこの上面発酵で醸造されています。

上面発酵とは逆に下面発酵は酵母がタンクの底に沈んでいくことが由来です。
15世紀に生まれた製法で上面発酵よりも新しく、約10℃の低温で発酵するので雑菌が繁殖しにくく製造管理しやすいのが特徴。

この製法で作られたビールを「ラガー」と呼び、香味成分はあまり発生しませんがキレのある爽やかな喉ごしのビールになります。
大量生産向けで世界でもっとも普及しており、日本で流通するビールの9割以上を占めています。

ホップが効いたアメリカンスタイルのペールエール。
程よい苦みにホップの華やかな香り、女性でも飲みやすい軽い口当たりの飲み飽きしないビール。
世界的に人気のある、クラフトビールの中で最もポピュラーなスタイル。

【相性の良いお食事】

酸味の効いた薄味の料理：白身魚のカルパッチョ、お寿司、しめ鯖など
肉料理や魚料理：鶏の唐揚げ、グリルやバーベキュー、オイルサーディンなど

ホワイトエールはバナナを思わせるフルーティーな香りで苦みが少なく、優しい味わいでまろやかなビ－ル。
飲みやすいので最初の1杯やビールが苦手な方、またクラフトビールが初めての方にもおすすめです。

【相性の良いお食事】

さっぱりしたシーフード：真鯛のカルパッチョ、スモークサーモン、ムール貝のワイン蒸しなど
サラダなどの軽い料理：ポテサラ、生春巻き、ピクルスなど

イギリスからインドまでの海上輸送中にビールが傷まないよう、
防腐効果を持つホップを大量に使用したのが始まりとされるペールエールの一種。
大量のホップ由来のしっかりとした苦みと、花や柑橘系のような香りが特徴。
クセになる、クラフトビールの中でも人気のスタイル。

【相性の良いお食事】

濃い料理：餃子、サバの塩焼き、ラタトゥユ
スパイシーな料理：カレーライス、麻婆豆腐、チョリソー

OTOBBEAN ALEの醸造所に併設されたレストランでは、出来立てのビールを飲むことはもちろん。
お食事をしながら、OTOBBEAN ALEの美味しさの秘密を見ることができます。
現地に行くことがあれば、ぜひお立ち寄りください。