ハーン カベルネ・ソーヴィニヨン カリフォルニア
様々な食事を特別なシーンに変えてくれる果実味豊かなフルボディ

色調は深遠な紫。グラスの中ではブルーベリーやブラックベリージャムの凝縮したアロマ、口に含めばチェリーコーク、クレームド・カシス、杉など豊かで複雑性のある香りが沸き立ちます。メリハリのあるしっかりとしたタンニンが酒肉に力強さをもたらしており、かすかな酸味が長い余韻を導きます。
【相性の好い料理】 ジューシーなリブアイステーキ

ハーン シャルドネ カリフォルニア
「高級シャルドネ御用達SLH地区産60％」でこの価格は違反？

成熟ボディをお求めの方にとって価値の高いシャルドネが多数生まれるモントレー。中でもサンタ・ルシア・ハイランズ(S.L.H.地区)にはその確率がグッと高まります。SLH地区を拠点とするだけに、ハーンのシャルドネには当該エリアの果実が60％も占められ、その他大半も、モントレーの谷床平坦部(サリナスヴァレー)から賄われます。色調は淡い綺麗な黄金色。アロマにはレモンピール、梨、口中においては繊細な桃やパイナップルの香りに、かすかなバニラの風味が表れます。まろやかな口当たりに、濃醇でありつつも後味にくどさは無く、余韻にはライチの香りが残ります。

ハーン ピノ・ノワール カリフォルニア
同価格帯ピノノワールの指標となるお買い得ワイン

色調は深遠なルビーレッド。ラベンダーやスミレなどの種々の花々にかすかなカシスの香り、真紅のアメリカンチェリーを思わせるフレッシュなアロマに加え、チェリーコークやオーク樽由来の甘美な芳香が感じられます。退屈させない粘りのある味わいであり、口中においては、完熟ベリー、バニラ、スパイス感が広がり、アフターにはしとやかな酸味と滑らかなタンニンが続きます。単体で楽しめる上、様々な食事に合わせることのできる多様性ある好バランスなワインです。
【相性の好い料理】 トマトソースを使った魚、パスタ、鶏料理

ハーン "GSM" カリフォルニア
充実感に満ちた一味違う味わい深さをお求めならばGSM

(ワイン法などの既成概念にとらわれぬ)「純な旨さ」が求められての三位一体。日本人が聞き慣れぬ"GSM"(ジーエスエム)とは、ワイナリー独自の固有名称にも見えますが、北米や豪州のワイン産業においては一般名詞として通るほどメジャーな命名であり、その由来は、グルナッシュ(G)／プティシラー(S)／ムールヴェードル(M)の頭文字より。グルナッシュの持ち味からは、香りにスパイスやキノコ類、穏やかな渋味がもたす柔らかな口当たり。シラーからは、チョコレートのような甘く香ばしい香りに男性的な力強さとコクが。それらに加わる僅かなムールヴェードル特有のタンニンがバランスを整えます。(2011年はグルナッシュ59%＋シラー37%＋ムールヴェードル4%) 濃厚な黒い果実の香りに、八角や胡椒などのスパイシーさ。酸とタンニンのバランスに優れ、後味には樽に由来するバニラ香がほんのりと広がります。

ハーン メルロー カリフォルニア
濃密かつ丸みのあるまろやかな味わい

深遠な味わいを好みつつも、酸味や渋み成分を避けたい方には打ってつけのワインがこちら。深遠な紫の色調に従うかのように、豊かに湧き上がる香りとまろみのある深い味わいを特色とします。鼻腔に抜けるアロマには、甘美なラズベリーやラズベリージャムにかすかな黒胡椒。タンニンの刺激を控えめとするソフトな舌触りであり、カシスやチョコレート、バニラの風味が漂います。舌を包み込むような豊かさに加わる長い余韻。当価格帯屈指のフルボディ・メルローです。
【相性の好い料理】 ローズマリー等ハーブを用いたグリル、フルーツソースを用いたポークテンダーロイン

《スミス＆フック》 カベルネソーヴィニヨン セントラルコースト
これぞロバート・パーカー氏に94点を献上された当の銘柄

ハーンが手掛ける一連の中で最たる濃密度。黒系フルーツの豊富な香りを持ちつつも果実味一辺倒に陥ることなく、丁子を思わせるスパイシーさにより複雑感がもたらされます。タンニンの管理が巧く、ことのほか緻密かつ滑らかであり、リッチな舌触りを得ており、アフターには瑞々しさとドライな印象を共に残します。フィネスとパワーの絶妙なコンピネーション。
【相性の好い料理】 ハーブバターを添えたリブアイステーキ